不安障害との付き合い 07 

こんにちは、マインドトレーナーのオークラです。


前回、前々回は、不安障害から立ち直るために、マイナスな気持ちにさせるようなテレビやネットの情報はなるべく見ないようにするというものと、毎日、1日の終わりに感謝できるものを見つけ、感謝のノートに書く、というお話をさせていただきました。

感謝できること

とにかく、今の自分には何ができるのかを見つけやってみる、というお話だったのですが、また今回、不安障害に陥っているときに、試してみたものを思い出したので、お話しをさせていただこうと思います。

施術前のビンタ一発

前にお話したように、わたくしオークラは不安障害バリバリに陥っていた その当時は、リラクゼーションマッサージのお店で働いておりました。


リラクゼーションマッサージに来るお客様の施術時間は、だいたい1時間なんですが、その1時間というものが不安障害のオークラにとってはとても長く感じ、そして1度施術に入ってしまったらそこから抜け出せないというとてつもないプレッシャーを感じておりました。

不安を抱えて

これからお客様の施術に入るのかと思うと、
「あ~ヤバい、また不安からのパニックに襲われるかも!」
という不安が頭にうかび、その不安な気持だけで、ガク~ンと気持ちが落ちて、案の定、施術中に不安からのパニック状態へ・・・

パニック状態

そんなことを繰り返す毎日に、
「どうにかなんないかなぁ~」
と、いつも思っていたそんなある時、ふと思いついたのが、不安に襲われそうになったら、自分の体に何らかの痛みを与える・・・

痛みを与える

自分の体に痛みを与えて、不安に陥りそうな気持を一瞬遠ざける、みたいなものですが、
あらかじめ最初に言っておきますが、これはおすすめはできません。


何でこんなことを思いついたのかというと、よく私が少年時代に見ていた、ヒーローものや、忍者もののアニメやドラマの中で、必ずと言っていいほど1回は、催眠術的なものを操れる悪者というものが登場していました。

催眠をかける悪者

その催眠術をあつかう悪者との戦いの中で、主役のヒーローが催眠術にかけられそうになるのですが、その解決法というのが、ヒーローが自分自身で、自分の体に対して何らかの方法で痛みを与え、その催眠から逃れる・・・ というものがほとんどでした。


自分の頭を何かに打ち付けたりとか、ときには自分の太ももにナイフのようなものを刺したり・・・という過激なものもあったような記憶があります。

太ももにさす

そんなことを、なんとなく思い出して・・・
 

お客様の施術に入る前に
「あ~やばい、なんだか不安に襲われそうだなぁ」

なんて思ったときは、 控室で空いてるスタッフにお願いして、おもいっきりほっぺたをにビンタしてもらう・・・

ビンタ1発

バッチ~ンっ!!

という耳に響く音と、ほっぺたの痛さで、我に返る感じで一時的にその不安も吹っ飛ぶ感じでした。


ですが、私が突然、他のスタッフに
「ごめん、ビンタしてくれ」
と頼むので、相手もとても戸惑っていました。


でも、仕事場の方々には、
「私は今こんな状況だ」
というのは伝えていたので、なんとなくわかってくれていたと思います。


それ以外には、お客様の施術にすでに入ってしまっているとき、不安が頭をかすめたら、自分の太ももの内側をおもいっきりつねって痛みを与えてみたり、ということもやっていました。

太ももつねる

けっこう太ももの内側が青くあざになっちゃったりしました。


とりあえずの応急処置的な感じで、そんなもので、その場を乗り切っていたこともありました。
(良い子はマネしないでね・・・)


ただ、身体的痛みというのは意外とすぐに体に慣れが来てしまうので、効果はだんだんと薄れていきました。

おすすめできない

このように施術前のビンタや、施術中の太ももつねりといった、自分の体に痛みを与えて一時的に不安からのがれるというのは、おすすめできるものではありません。


ただ、自分でいろいろ思いついたものは、試してやってみるというものは、ありだと思います。


あと仕事場の方々や、自分のまわりの身近にいる方々には、
「自分が今こんな状況だ」
と伝えることができるのであれば、伝えたほうがずっと気分的には楽になると思います。

自分の状況を伝える


そして、あのときビンタしてくれた方々・・・ 
突然のことでも、対応してビンタしてくれてありがとうございました。


あと、女性スタッフにおもいっきりビンタされたときは、ちょっと癖になっちゃいそうな自分がいました・・・ 

癖になりそう

どうもすんません・・・ m(_ _)m


ウォーキングはじめました

そしてもう一つ、そのころに始めたのがウォーキング。


とにかく心がしんどくて、何かいいものはないものかと、いろいろ探っていたときに、心の病に対しては、
「体を動かすこと、特に有酸素運動がいい」
ということが書かれているものを目にしました。


「なるほど、これならできる」
ということで、さっそくその日の夜から、仕事から帰ってきたあとにウォーキングをおこなうことにしました。

ウォーキング

うちの近くには河川敷の土手があるので、土手をウォーキングすることにしました。


とにかく不安障害になってからというもの、いつもとてつもないほどの肩こりと、背中がなんだか痛いくらいに張っていたので、腕を思いっきり大きく振って、肩と背中をほぐすように歩きました。

腕を大きく振って

夜の土手は真っ暗だし誰も見ていないので、たまにスキップなんかもしたりして・・・


早足で歩いてだいたい20分くらいを超えてくると、なんだかだんだんと気持ちよくなり、どこまでも歩いていけそうな気分になるんですが、ほど良いところで折り返し帰ってきます。


ウォーキングの後はちょっとスッキリして、確かに効果はあるのかも・・・
と感じました。


今現在もウォーキングは続けていますが、今は朝のウォーキングに変えました。

朝のウォーキング

少し早起きして歩いているんですが、だいたい40分から1時間くらい歩いてます。


朝は、日の光を浴びながら、鳥さんたちの鳴き声が心地よく響いて、とても気持ちいいですよ。


朝のウォーキングや、軽めの運動ができるのであれば、たいへんおすすめです。



今日もお読みいただきありがとうございました。


今回は、不安障害のときに試していたもの、今の自分にできるものを探してやってみたお話でしたが、≫ 次回もその続きです。