不安障害との付き合い 04
こんにちは、マインドトレーナーのオークラです。
無理やり不安を追い払うことで、一時的にはパニックにおちいらないで済むようになっていたものの、その後再び キッツ~いパニックに襲われ、またあの不安障害のどん底状態へ。
頼りにしていた不安を追い払うというものが効かなくなってしまった、という恐怖。
また再びこの状態からどのようにして立ち直ればいいのかわからない状態に・・・
不安に苦しめられる毎日
不安障害・・・
どうやって回復していったらいいのか?
何に希望をもって今の状態を克服すればいいのか?
この状態が改善するときは来るのだろうか?
全くもってわからない状態でした。
そんなことを考えるとまた余計に不安が・・・
不安が不安を呼び寄せ、どんどんと不安を積み重ねていく感じでした。
夜中に襲うパニック
不安な1日は朝起きた時から始まっていくのですが、朝からならまだましな方で、だいたい夜中や明け方に一度目が覚めてしまうと、そこから眠れない。という日が多くありました。
眠れないとき頭に浮かんでくるのは、不安なことばかり・・・
不安なことが頭に浮かんでくるから眠れない・・・
眠れないから不安なことが・・・
そんなことを繰り返しているうちに、また夜中にパニック状態へ。
不安障害を経験されている方はわかっていただけると思いますが、夜中に襲われるパニックがまたつらい・・・
「あ~、誰か助けて~」
と布団の上でのたうち回るような状態。
とにかく何かにしがみつきたい、誰かにすがりつきたい。そんな感じでした。
こんな状態の毎日で、ゆったり眠ることなんかできないですよね。
先が見えてこないつらさ
とにかくこの闇から抜け出したい。
少しでもいいから光を見つけたい。
自分自身で信じられるものを見つけたい。
先がまったく見えてこない、希望を見つけることができないという、この状態が辛くて辛くてしょうがない。
ず~っとそうもがいておりました。
「どうすればいい・・・ どうすればいい・・・!?」
そんな風に毎日毎日もがいているうちに、頭のなかで
「なんで突然、こんな状態になってしまったんだろう・・・」
こんな思いが頭に浮かびました・・・
「なんで突然、こんな状態になってしまったんだろう・・・」
「んっ!? こんな状態になるまえは・・・ あれっ、自分どんなだったっけ・・・」
そう、こんな状態になる前は、
いつも普通に笑うことができたし、遊びに行けば楽しむこともできた。仕事もなんなくすることもできてたし・・・
「えっ、何で以前はなんなくできていたのに、今はこんな状態なの・・・?」
「そうだ! 以前の記憶が少しでもあれば大丈夫だっ!その時に戻っていけばいいんだっ!!」
ちっちゃ~い希望
辛くて辛くてしょうがない時期に、なんとか頭のなかで絞り出してみた少しの希望!
“今の状態になる前は何ともなかった。大丈夫だった”
何ともなかった・・・
「だったらその時の状態に戻れればいいんじゃん」
その「戻っていくのが 大変なんじゃない」
みなさん、きっとそう思われるかもしれません・・・
でも、なんとか、なんとか絞り出してみた
“今の状態になる前の記憶”
希望というよりも、今の状態があまりにもつらかったので、なんとか以前の記憶というものを絞り出し、「その状態に戻ればいい」と、自分に言い聞かせていたのかもしれませんが、
それでも全く先が見えなかった、全く光を見いだすことすらできなかった状態から、ほんのちょっと、ほんのちょ~~っと見つけることができた光。
このちいさ~い光、“希望” をみつけられたことで、すこ~しだけ安心出来ました。
ほんのちょっとだけど、何も見つけることが出来なかった・・・ 先が何も見えなかった自分には、とてもとても大きな “思い” でした・・・
「んっ、今のこのしんどい状態になる前は、
あれ? どんなだったっけ・・・?」